
“傷がわからない方法”とは,通常移植を採取するドナー部(例:後頭部頭皮)を塊として採取せず、基本的にはフォリキュラー・ユニット(FU)という毛穴単位で毛髪の小集団を1つ1つ採取するFUE(フォリキュラー・ユニット・エクストラクション)のことを言います。(図1)。
何といっても後頭部の傷がせいぜい点状瘢痕(針穴程度)であり、多少の頭髪があればわからない傷となるのです。これは後頭部の傷が不安である患者さん側からすれば大きな利点となります。
医学的に考えると、植毛術の応用範囲はこの手法によりかなり広がったと考えられます。
以下に一部の例を挙げましたが、以前ではできなかったことが自然な形でできるようになりました。
1 目立つ傷を作ることなく、頭部の傷跡(けがや手術創)を治すことが出来る。
2 目立つ傷を作ることなく、体毛(胸毛、すね毛、腋毛など)を移植毛として使用出来る。
3 眉毛、まつげ、ひげの植毛にも応用することが出来る。
