2-1、どこで手術すればよいのか? 病院選択の条件

 

saito-2-1.jpg
 
 
「植毛術の欠点は何でしょうか?」の第1回目ですが、手術を行う前に、手術を行う場所を考えて下さいという話題から始めることとしました。過剰な広告戦略に踊らされて、間違えた選択をして後悔が少しでも残らないように、また、結果的に納得いく治療をして頂くために設けました。今回だけは少し当たり前の話になりましたが、大事なことなので述べておくことにしました。
 
植毛術は、高額な器械を導入したからといって、良い結果は生まない手術です。
植毛術は技術的要素(職人的要素が高い)が大きく関わる手術だからです。
 
また、特に2000株(4000本)以上の大量移植を行う場合、定められた時間内に手術を終了する必要があるため、スピードと正確性を兼ね備えた優秀な人材確保が重要(8人前後)になります。良い手術をするためには、通常の手術のように2-4人では人手不足である。
 
さらに、植毛術の特殊性としては、他の臓器移植と同様にチームワークが重要となります。
サッカーチームに例えると、監督と司令塔が医師であり、他の助手が各々のポジションの役割を守る。確実に果たさなければ失点を取られる。これと状況が似ています。
したがって、クリニックの選択に当たっては、経験・症例を積んだ医師に手術してもらうのが無難で間違いが少ないということになる。私が何らかの手術をしてもらうにしろ、現時点の最高の技術で、経験・症例を積んでいる医師を選ぶでしょうから。幸い植毛術は保険診療ではありませんので、患者さんが優秀な医師を選ぶことは自由です。
以下、クリニック選択の目安を重要な順に列挙します。
 
1.優秀な医師に手術してもらう(基本的にはこれが最も重要!)
2.近隣のクリニックを選ぶ・・・万一の合併症・続発症の時に対処しやすいため。
3.優秀な医師を数人知るなら、何でも気軽に話せる相性の合う医師を選ぶ
4.同等なレベルの医師と考えるなら、料金の安いところがよい・・・特に植毛術だけに限ることではないですが、自由診療の場合、料金だけで判断するのは難しい。なぜなら、高くても良くない、安くても良いが存在するため、やはり、上記1を念頭に入れた上で判断するのが良いでしょう。