■施術データー

ドナー密度・129本/cm²(平均値より低い)
移植株数・1000株コース(1200株施術)
移植本数・2540本
移植費用・75万円
施術範囲・前頭部〜頭頂部
 
平成16年1月10日 カウンセリング

ホームページを見て無料カウンセリングの予約を入れたのが始まり。梅田駅近くでアクセスが簡単で分かりやすい場所の為当日も迷わず到着。そしてビル9階にあるビバリーヒルズクリニックに突撃!落ち着いて洒落た雰囲気の院内にて笑顔のスタッフが出迎えてくれる。初めて会う人や場所はなんとなく落ち着かないのが人間の行動心理だ。とりあえずソファに腰を下ろし雑誌に目をやるがモード系が多く、体育会系の俺には似合わない。セルフのコーヒーを飲みながら問診表を記入しスタッフと少し雑談する。そして診察で使用するための写真撮影開始。この後はいよいよ診察。ここに来る前にはあらかじめホームページを見ていたので大体は把握しているが先生が丁寧に説明、診察してくれる。実はその時点で手術する決心はついていたのだ先生!俺の考えはその道の事はその道のプロに任せるという事だ。この先生なら任せられる!と何の迷いも無く手術を決める。その後スタッフから注意事項等の説明を受け、いよいよ手術日を待つばかりだ。

平成16年1月25日 手術

手術前 植毛手術当日
クリニックに到着すると、癒し系スタッフの熱い出迎え。なぜか皆以前から知り合いのような明るい雰囲気で、まるでヘアーサロンに来ているようだ。手術の説明書を読んだあと最終的な診察を受ける。植毛範囲を再確認し、その後上着を着替えドナー部位を散髪する。これもまるでヘアーサロン。その後手術に入るがこの時はジーンズよりジャージの方がよかったと少し後悔する。なんせリラックスが肝心だから。

手術中 ドナー採取
BGMが流れる部屋のマッサージベッドのような物にうつ伏せになりいよいよ植毛手術の始まりだ。最初の麻酔はさすがにチクリとするが、さほど痛いものでは無い。数回チクリとした後は無痛になり準備完了。その後、頭を強く押さえつけられる感覚があるが、まるでマッサージを受けている感じで音楽のみが耳に入ってくる。この工程でドナーが採取され第一段階終了だ。

手術中 ホールあけ
ここから椅子に座る体勢になる。側のミニテーブルにはお茶とお菓子。脚も伸ばして毛布を掛けリラックス。「ビップ待遇やね!」とスタッフに話すと「全ての患者さんにもそうですよー。」と言われた。麻酔をして頭に切れ目(ホール)を空ける作業に入るが、頭に切れ目を空けるというとかなり凄い事を想像する。しかし想像とは裏腹に何事も無い。麻酔が効いているからここも無痛で規則正しいエアー音のみで頭を軽く抑えられる。パーマのロットを巻く様な感覚で時間だけが過ぎ去っていく。この間は前方の液晶テレビからスタッフおすすめの映画が流れる。「アルマゲドン」だ。手術前に他の映画メニューやストーリーを確認しておいたほうが良かったかなと少し後悔したのもつかの間、面白いストーリーと映像に吸い込まれていき夢中になる。しかし無常にもその映画の一番いい所でホールあけが終わる。第二段階終了。食事タイムに入る。

ランチタイム
個室のテーブルに、目でも楽しませる日本の芸術弁当が用意されていた。温かく美味い幕の内弁当だ。その味に納得しながら日本の弁当事業もすごい物だと感心!食後温かいお茶を飲んで一息。そして午後の部が始まる。

手術中 移植
再度椅子に座る。午前中よりも椅子はベット状に倒れているので、寝ながらすぐさま「アルマゲドン」の続きにくぎ付けになる。頭の方ではスタッフが手際よく植毛していく。一体どの様になっているのか興味津々だ。しかしここはプロに任せて素人は何も考えず映画を楽しもう。そうしてる内に「アルマゲドン」終了。うっすら涙を浮かべてしまったのを目ざとくスタッフに見破られてしまった!!

手術中 ラストスパート
2本目の映画に入るが、同一体勢なので色々と辛い場所が出始める。背中や
首が少しつらい。スタッフも気を配ってくれるがこればかりはどうしようも無い。この頃から映画も少し飽きてくる。(スタッフの皆さん、仕事中にごめんなさい。)と思いながら退屈なのでスタッフと話をして気を紛らわす。そしてふと現実に戻り(俺は今なぜここに座っているのだろう)と一瞬考える。この不思議な空間は植毛を受けているとは考えがたいが、現実はDNAを恨むかホルモンを恨むかなのだ。そうこうしている内に植毛手術が終わった。

手術後 当日
手術後、移植部を鏡で見せてもらったがたいした事は無いぞ。後頭部はさすがに縫ってあるからしょうがない傷跡だが、俺にしてはさほどでは無い。包帯が巻かれニットキャップを被れば、はた目からは分からない状態になる。その後院長から説明を受け、スタッフから説明と共に薬をもらい、遂に開放される。痛みはそれなりに有るのではと思えばそうでも無い。麻酔の影響もあるが自論で行くと傷口が深くないので痛みもたいした事が無いのだろう。だが力みは禁物との事で忠実に守る事にする。家路に着く時に今日は運動していないから駅から階段を上ったが、これはあまりお勧めしない。ほんの少し頭に違和感があるから歩くテンポを落とすのがベストだろう。帰宅後すぐにデスクワークは問題無しだったが、神経が高ぶっているからか体が疲れてないからか夜になっても眠くならない。それでも無理に寝る事にするがここからが問題だった。上を向いても横を向いても頭部に違和感がある。色々考えた末に飛行機で使う首枕をはめて寝るが熟睡にはいたらなかった。

平成16年1月26日 翌日以降

術後12時間後に起床するが、この間の痛みは全く無い。頭の包帯も寒い時期の為に帽子と同じで快適だがガーゼを止めるテープが皮膚や髪を引っ張り少し痛い。結局これが睡眠の妨害になったのでは、と思うほどだった。一夜明け、クリニックに消毒と経過を見せるために出向く。ここでもう一度院長から話を聞く。全てを任せているので安心して聞くのみだ。薬の説明や今後の経過を聞き、その後消毒。ついでにスタッフに散髪までしてもらい、感謝。10日後に抜糸の予約を入れ帰宅。術後24時間後にはガーゼをはずし洗髪出来るらしいが俺は大事をとって48時間後までは触らないでおく。院長と相談のうえだ。
48時間後に包帯とガーゼをはずし、シャワーを浴びるがさすがにおそるおそるだ。その後何回か術後の説明書に目をやる。何度も確認しないと少し心配。頭部の張りは時間が解決していく。初めは頭の張り等の違和感があったが次第に無くなっていく。3日もするとほとんど平常だが、やはり寝る時は傷口が当たるので気を使う。安眠を望むならテンピュールの低反発枕をお勧めする。日常の行動に支障は無いが、注意書どうり3日目までは力みは禁物だ。
4日目、振動があると頭部に少し響く感じがある。後日これも無くなる。1日1日が回復と再生の時間だ。植毛の後を見ると、かさぶたは今だしっかり移植部にくっついている。だが1〜2ミリほどの髪の毛の存在がかさぶたごとに確認できる。手で触ると確かに髪の毛なのだ。早くかさぶたが取れて欲しいと思いながら、植毛のテクノロジーはここまで来ているのかと感心する。悩んでる時間があったらまずは相談。そして植毛するのが1番だろう。

平成16年2月5日 抜糸

術後もらった消毒液で消毒しながら、10日も経つと早くも抜糸だ。この間はどうなっているのか、縫い傷は後頭部だから見えないし、少し不安もあるのが正直な所だろう。 いざ抜糸になるとわずか数分で完了。痛くも痒くもない。その後先生の説明を受ける。傷は髪の毛に隠れて全く気付かれる事はなく、移植部のカサブタもとれた。あとはいつも通りの生活の中でひたすら時間の経過にまかせるだけだ!