5、ドナー採取の実際NHR法 No.1

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ドナー採取の実際(NHR法:ストリップ法)
 
頭部には、1つの臓器である毛包単位が何百?何千?何万とありますが、手術に関わる全ての施術者に、これらの臓器(毛包)を1つも無駄にしない努力が重要です。
ドナー採取段階では、ドナー組織の損傷(=毛包損傷)をいかに最小にするかが重要なポイントになります。
 
採取する方法は、種々ありますが、基本的には採取される毛包の切断を最小にする手技を選択することが要点です。私の経験では、日本人の場合、シングルブレード(1本のメス)で少しずつ毛包を切断しないように分離し、ドナー採取する方法が適する場合が多いと考えますので、現代の植毛医であれば、まずこの方法を使用しているはずではないかと推測しますし、さらに種々の工夫を行っていることを望みます。
 
図は採取されたドナーの塊を示します。断面を見ていただくと、毛包は切断されていないことがお分かりになるでしょう。このように、採取する毛包切断を最小限にとどめる手技が必要です。
このように注意した切除を行うことにより、少なくともドナー側と移植部側の両面で以下の確実性が増します。
 
1.ドナー側⇒ドナーの傷が目立ちにくくなります。
→切断毛が生じると、細毛化や発毛不良により傷が目立ちやすくなります。
 
2.移植部側⇒グラフト数が予定通りに確実に採取されます。
→切断毛の低下により、移植毛の損失が少なくなります。
 

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